ZOOM H4 くんです。
これくらいのサイズのマイク内蔵ハンディレコーダーは数社が販売していて、2年ほど前からちょっとしたブームのようでありました。その中で僕がH4に決めたのは、なんといっても4トラックレコーディングが可能なところ。実に手軽なMTRとして使えるのです。
簡単に説明すると、普段みなさんが聴いている曲ってたくさんの楽器の音が入ってるでしょ?声だけに着目(耳)しても、メインヴォーカルの他に何本かコーラスが入っていたり。レコーディングは楽器または声ひとつにつき1トラックを使用して、最終的にそれらの音を気持よいバランスにミックス、完成となる訳です。曲のアイディアはさまざまなきっかけで生まれるもの。メロディーから,ギターリフから、リズムから、雨の音から、その他ちょっとした雰囲気(ムード)から…。4トラック使えるということは、例えばメロディーが浮かんだらささっと録音して、メロディーに呼ばれるままギターをポロロンと重ねて、ベースもドゥーンと入れて、リズムも足して、というような事がすぐにできるんです。これは本当に便利。曲を思いついたら頭で考える隙を与えず、場所も選ばず、どんどん進めて行けるんです。外出先にいるときはギター、ベースのアイディアをまず声で吹き込む事もよくあります。新鮮な閃きを録音したら、Apple Logicでの作業に切り替えて行きます。
かつては録音可能なカセットウォークマンを持ち歩いてました。録音と再生ボタンを同時に押すタイプの(懐かしい)。数々の曲がこのウォークマンの声メモから生まれました。しかし、不用意にバッグに入れておくと、ちょっとした混雑のバスなどで狙っていない録音状態がスタートし「名曲の予感!春から忙しくなるぜ」と思って吹き込んだはずのグッドメロディーが、帰宅して聴いてみたら、ムニュ、ザワザワザワ…とバス車内〜帰り道コンビニの音に取って変わられていたりして。悔しくてザワザワを片面30分聴いてやった事もあります。それはそれでけっこう面白かったりしたんですが、春から忙しくはならなかった。
その後も公衆電話から家の留守電に吹き込んだり、MDや携帯の音声メモに吹き込んだりと紆余曲折あってH4に辿り着いたという。今では水谷豊と寺脇康文に勝るとも劣らない信頼関係を築いているといっても過言ではないでしょう。
よ「君と出会うためだったのか」
エ「待っていたよ…」
ちなみに僕が勧めてH4を購入した人がすでに6人ほどいるんです。そろそろZOOMさんから ナボナ かあるいはそのようなものが送られてくるんじゃないかと密かに期待しているんですが。
最近小芝居をはさむのが義樹さんのマイブームなんでしょうか(笑)。面白いけど。
「相棒」面白いみたいですね。皆言ってます。私は見てないんですけど(^^;)