まずは19日。
The Collectorsのドラマー阿部Qさん主催のマイクロ集会@渋谷lush。阿部さんが3名のミュージシャンそれぞれと1対1のフリーセッションを行うというスゴ企画(しかも2回目)。
開演に間に合わず、lushに着くと2人目の大野由美子さん(Buffalo Daughter)がちょうど始まったところ。じわじわじわと高度を上げるスペーシーな展開に引っ張られ、自然と身体が揺らされる。SUPER SOUL SONICSで一緒にやってる時もずっと思ってたけど、阿部さんのビートは本当に歌に近いというか、メロディーを呼ぶリズムというか。ステージに乱入して唄いたくなる衝動を必死に押さえていた。
斉藤和義さんとのジャムもまた素晴らしかった。途中で止まると不安なので…、という斉藤さんの提案に、なんだっけな、「好きだよ・ノンストップ」とかタイトル決めて(今日は全てのセッション曲にタイトルをつけていたもよう)がっつんとスタート。かつて佐藤タイジ氏が阿部さんを「エイトビート番長」と呼んだことがあったが、まさに真骨頂。緊張感を保ちつつ遊び心溢れる掛け合いが続く。斉藤さんはなんと多くの引き出しを持っているのだ。すげーわ。
終演後はブッチャーズ/FOEのこまっちゃんとも久々に会って盛り上がったり。前日電話で話したとこだったんでばったりにびっくり。
阿部さんが生き生きしてて嬉しかったなぁ。こういうセッションって、ミュージシャンにしたらいつもリハの合間にやってるような感じなんだけど、それをお客さんを前に解放して、しかも楽しんでもらえるのは阿部さんの魅力だね。実は勇気の必要な企画だと思うけどずっと続けて欲しいです。
そして20日。
曼荼羅アーティスト・マリオくんのライブペインティングイベントPSYCHE-GA-DELIC@清澄白河magic room?。音楽、ポエトリーリーディング、クッキング(!)など異なるジャンルの方々とコラボレーションしつつ、壁面に曼荼羅を描いて行くという1週間。この日はTARO ACIDAくん(DUB SQUAD)のDJ、ROVOなどの映像を手がけている迫田悠さんのVJとのセッション。
何もない黒壁に真っ白いラインが引かれ、みるみるうちに彼の世界で埋め尽くされて行く。闇夜に宇宙が広がるような、生命が誕生するような、ペンの進む早さとシンクロしてこっちの想像力も次々に膨らむ。時間を忘れる時間がさらさらと流れて、音と映像と互いに呼び合うように、瞬間が形になって行く。なんて素敵なんだ。俺は興奮していた。
今まで完成された絵を見せてもらって、どういうふうに作られて行くんだろう?とずっと興味津々だった。普段何気ない話をしてても本当に魅力的な人なんだけど、絵に向かう彼の背中にはじんじんしたよ。今回始めて目の前で見ることができて、彼の作品がもっともっと好きになったなぁ。
PSYCHE-GA-DELICは今月27日まで開催されてます。詳細はこちらから。
曼荼羅ぬりえもリリースされています。ジャケをクリック↓
興味のある人はぜひ購入して思い思いにペイントイット。何かが見えてくるかもしれません。
よーし新曲つくるぞー。