2007年03月15日

不都合な真実

先週やっと観に行ってきたよ。
元アメリカ副大統領のゴア氏が、地球温暖化と、その問題に無視を決め込む政治家たちへ立ち向かうドキュメンタリー映画。彼の講演を中心に、CGや世界各地への視察風景も効果的に配置され、とても解りやすい。解りやすさゆえに怖くもあります。

地球温暖化。

日本に住んでいても十分肌で感じることのできる問題だ。しかも年々「これってもしかしたら相当やばいんでないかい?」という気になってくる。今年の正月に帰った札幌は文字通り異常だった。気持ち悪かったもんな。違う意味で寒い、というか。
けれど、気にしなければ気にしないで済む問題とも言えるのがまたやっかい。東京のビル街の真ん中に立ってたって、建物が目に見えて溶けて行く訳でもない。目の前の大切な人がスゥーと消えてしまうのでもない。

でも、本当にこのままでいいのか?

オフィシャルサイトにも、ある程度詳しい内容があるので読んでほしいし、できたら映画を見てほしいです。いや、本音を言えば絶対に見てほしい。自分自身もうちょっと勉強しないとゴア氏の言うことが100%正論かどうか言えないけど、環境について興味や知識を持っている俺の友達連中も目から鱗の報告が数多くあったというし、俺もかなりのショックを受けています。そして映画の最後には少し涙が出てしまったんです。胃まで痛くなった。こうも具体的にデータを突きつけられると、人間たち(自分も含めてですよ)が、いかに目先の小っせぇ利益や欲望のために生きて来たかがよく解る。ゴア氏をはじめ、何十年もこの情報を訴え続けている人たちがいるってこと。まずはそれを知るだけでも十分に価値があるはず。

少し前に中沢新一の「三位一体モデル」という本を読んでいて、バランスについてよく考えていたのもあり、読む前に見たとしたら少し印象が変わっていたかも。三位一体とはキリスト教から来ている考え方で(厳密にはそう限定もできないんだけど…。興味のある人は調べてみて下さい)神は、父、子、精霊という三つの顔を持って現れる、という教えです。現代の資本主義社会において、この「三位一体モデル」を用い、応用し、ひとつのテーマについてそれぞれ三つの円に言葉を当てはめると非常に理解しやすくなる、という内容の本でした。自分の仕事や環境にも置き換えて使えるので非常におもしろい。これを読んだのもいいタイミングだった。直感的に、何かおかしいなぁという違和感を感じる事柄は、分析してみればやはりどこかの円が肥大していたり萎縮していたり、おかしな様子になっているものだ。いま我々が生活している中でも、これはやりすぎだなぁとか、ここまではいらないだろうとか、これっていったい誰のために?とか、あるでしょう。でも、その止め方を誰も知らないのか、できないのか、やらないのか。
そういった積み重ねが問題を先送りにし、場合によっては取り返しのつかないとこまで行ってしまったり。

さて、温暖化対策を地球規模で本気に進めようとなれば、我々の生活様式は大きく変化せざるを得ないだろうし、経済にもどでかい影響が出ることは子供にだって予測できる。だから反対派や懐疑派の言うことも理解できる。たとえば戦争反対!なんて誰でも言えるけどさ、俺だって大反対派だけどさ、軍需産業に従事している人がアメリカだけでも何人いるか。その人たちにも家族があって生活があってさ。時間をかけて道となった道は、たやすく草ボーボーの自然に戻せるわけじゃない。ましてその先へ案内された人たちが数多くいるとしたら…。難しい、実に。

でも、本当にこのままでいいのか?

シロクマがたくさん溺れ死んでるってよ
あるはずの氷河に、いつまでたっても着けなくて。

あー、

いろいろ事情もあろうけどさ

あえて青臭いことを言わせてもらうと、

俺たちの住むところが無くなったら、おしまいじゃないか。





さて、このお話は誰にとって不都合なのでしょう?
という問い。映画的には「この危険信号に耳を貸そうとしない政治家たち」として、あえてヒールを立てて伝わりやすくしているように思えた。

でもさ、

違うしょ。いや、そういう人たちも含まれるんだろうけどさ

俺だ

俺にとって不都合なんだよ。

もしかしたら、あなたにとっても。

最初のほうにも書いたけど、知らなきゃ知らないでのうのうと生きて行けるもの。
知ってしまったら動かなきゃいけなくなるもの。慣れ親しんだ便利さ、快適さを少し削ってでも、できることを始めなくちゃという気になるよ。なるでしょ、心があるなら誰だって。家族のいる人、子供のいる人、どうだろう?どうですか?

映画を見て、こんな大切なことを無視する政治家たちわ!と思った人いっぱいいると思う。でも、動かないならそいつらと一緒だよね。

あえて不都合という現実を受け入れる。ここに至るプロセスを振り返ってみる。そこから命にとっての、本当の意味での不都合とは何かを考える。必要だったもの、不必要だったもの。考える。あとは、できることからはじめよう。続けよう。


・ゴミは細かく分別
・不必要なゴミは出さない
・不必要なモノは買わない
・冷蔵庫はすぐ閉じる
・リサイクルできるモノはリサイクル
・冷暖房の温度調節に気をつける
(冷やしすぎない/暖めすぎない)
・使用しない電化製品のスイッチは切る
・水道を出しっぱなしにしない
・できるだけCD-Rを使用しない(捨てないため)


温暖化に直接関係あるか分からない事もあるけど、日常的に気をつけてることです。
映画を見て、他にもすぐにできること、いっぱいあると知りました。ホームページでもいろいろ見られます。
http://futsugou.jp/takeaction/index.html

みなさんが気をつけていることはありますか?
俺はこのことについてもっと知りたいし、たくさんの人と話したいです。



posted by iMAGINATIONS at 01:40| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おぉー届きましたわ更新お知らせメール!
映画是非見ます。
UTAU-BLOGは学習サイト。
自分の生活でも努めるべきこといろいろ考えます。
難しい課題の一つは早寝早起きかな。。
Posted by enne at 2007年03月15日 12:48
この映画は須藤元気さんに影響されて見たいと
思っていたのですが上映先が近くに無く、まだ見ていません。
が、アルゴア氏と元気さんのこれに対する対談本は先に読みました!
でも危機感がまだありません。
それだけ自分は環境に対して無関心なのだと…。
今回義樹さんのコメントを見てますます見たくなりました。
早く映画を見て大なり小なり危機感を感じなければ!
そう思いました。
余談ですが『ハッピーフィート』も一見、タップを踏む
ペンギンの可愛い映画、という感じですが
根底には人間の環境破壊問題があります!
Posted by 宮登 at 2007年03月16日 20:29
最近雨の降り方がおかしいですね。
真夜中にしか降らなかったり、
スコールの様にしか降らなかったり。
温暖化の所為なんだろうなと思いつつ。
独りだけで思っていても、なす術もありませんね。
Posted by terra♪ at 2007年03月18日 03:03
そうですね。
全く仰るとおりです。自分だけじゃなくて次の代のためにも。

前にアル・ゴアさんは前に「世界で一番受けたい授業」に出ていましたね。子どもと一緒に見ました。「地球温暖化」という言葉だと怖くないから「気候の危機」という言葉を使うべきだと言ってました。確かに危機的状況だと思います。

究極の活動はenneさんの言うとおり、早寝早起きですね。私も明日は10時就寝5時起床を目指したいです。


Posted by あーる at 2007年03月19日 01:34
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