
ベストヒットUSAではじめてスリラーのPVを見た時、僕はまだ札幌にいて中学生。マイケルは世界中で知らない人のいないスーパースター。あまりにも雲の上過ぎて、どこか別の宇宙の住人のように感じていた。そしてその距離感は、その後もずっと続いていたように思う。亡くなったというニュースの第一報でさえ、ショックや悲しみはあったものの、やっぱり何か現実ではないような感覚だった。
“THIS IS IT”に僕は何を求めていたのだろう。
感想にもならない事を恥ずかしげも無く書くと、ただ、泣けた。
今まで見た事の無いマイケル・ジャクソンがいた。ファン思いの、サービス精神に溢れるオジさん。でも、子供みたいにキラキラしてた。今にも崩れそうなガラスみたく繊細な、いとおしい人だった。もちろん、確かにとんでもないスーパースターではあるけれど、少なくとも別の宇宙の人なんかじゃなかった。それが、なんか嬉しかった。
帰り道にふわっと思い出した曲。
真心ブラザーズの“拝啓、ジョン・レノン”にこんな一節がある。
拝啓、ジョン・レノン
僕もあなたも大して変わりはしない
そんな気持ちであなたを見ていたい
どんな人でも僕と大差はないのさ
拝啓、ジョン・レノン
そんな気持ちで世界を見ていたい
雨も雲も太陽も時間も
目一杯感じながら僕は進む
僕も同じような気持ちでマイケルを、世界を見ていたいと
そう思いました。
show must go on.

いやあ、、、ほんと、、、。
↓アルバムのこと書いてくれて、ありがとう。
とても真摯にリハーサルを重ねる姿は、私の抱いていたスーパースターのイメージ(ワタシもベストヒットUSAですっごくワクワクしながらスリラーのPV観たこと、昨日のことのように覚えています)とは違って、少し驚きました。ロンドン公演、させてあげたかったなぁ…、なんてエラそうですが、思いました。
しかし、50才とは思えないあのダンスや歌、やっぱりスーパースターです。