中学生のとき最初に組んだバンドでラウドネスの曲をたくさんコピーした。札幌厚生年金会館へライブも見に行ったっけ。そうだ、これが初めて体験したプロのロックバンドのライブだったんだ。
当時メタルドラマー界ではツーバス主流の中、樋口さんはワンバスでもの凄いリズムを叩いていた。生で聴いたそのドラムサウンドは、ある時は地鳴りのようで、ある時は星空のようだった記憶がある。中2の僕はボキャブラリーがなく、ただ、うおおおと言っていただけだった気がするが。
その後だんだんヘヴイメタルは聴かなくなっていったけれど、代表作ともいえるTHUNDER IN THE EASTのレコードは今でも家にある(初回限定ステッカー付き)。今久しぶりに聴いてみたらめちゃめちゃかっこよかった。アメリカ進出の勢いそのままに、全くブレのない王道メタルサウンド。たぶんこの頃メンバー全員20代のはず。奇跡のようなバンドだ…。中学のときはこれより以前のアルバムの方が好きだった記憶があるので、それもあらためて聴いてみたくなった。
メタルから遠ざかったとはいえ、何年か前にラウドネスがオリジナルメンバーで再始動したことは知っていた。自分がバンドを始めた頃の思い出もあり、心のどこかでは気になっていたのかもしれない。今でも同世代の音楽仲間が集まると、誰かがクレイジー・ドクターのソロを弾いて「おお〜」みたいな盛り上がりが多々ある。
バンドの楽しさを教えてくれたラウドネスのリーダー樋口さん。49歳とはあまりに早すぎる。心よりご冥福をお祈りします。
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書きながらYouTubeでいろいろ、主に80年代当時の映像を見てみた。リズムのキレが凄い!そしてフォームがなんとも美しい!特にクラッシュシンバルを叩くときのスナップのしなやかさ。覚えてるなぁ。もう一度生で見たかったなぁ。重ね重ね残念。
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全米進出第1弾アルバム。ビルボードTOP100にもランクインした代表作。ジャケットに並々ならぬ気合いを感じずにはいられない。
THUNDER IN THE EAST / LOUDNESS
中学1、2年くらいの時カセットで聴きまくった4th。当時このアルバムが一番好きだったと思う。クレイジー・ドクター収録。
DISILLUSION(撃剣霊化) / LOUDNESS