2008年10月14日

人間味

I am Robot and Proud@渋谷タワーレコード、インストアライブを見に行ってきた。カナダのエレクトロニカアーティスト。録音作品では基本的にピアノ、アコースティックギターなどの生楽器と打ち込みで、メロディーはあまりないのだけれど、とてもポップな音楽。2003年のアルバムGrace Days、2006年のThe Electricity In Your House Wants To Singは家でよく聴いた。先日リリースされた新作Uphill Cityのプロモーション来日。

エレクトロニカ系のライブは、ノートPCを前にちまちまと演奏(?)している人が多く、出している音がよほどよくないと見ていてもあまり燃えられない。その場所の同じ空気に触れているような気になれないのだと思う。CDはよくても、感動できたライブは今まで本当に少ない。
結論から言えば、I am Robot and ProudはCDよりもずっとずっとよかった。まず始めにTENORI-ONをお客さんに触らせてループを作り、ピアノ、オルガンなどの音色で鍵盤の小さなmidiキーボードKORG KONTROL49を自由に弾きまくる。置いてあるMAC BOOKはほとんど触らず、リズムなどループ素材のコントロールもKONTROL49のツマミやパッド、フェーダー、あとはミキサーで行っているようだった。専門的に見ても、一体どうやってるんだろう?という感じ。もの凄く感覚的、肉体的、能動的な演奏。やわらかい印象の曲が多いけど、静かながらも力強ささえ感じた。インストアイベントということで短いステージだったので、今度はもっと大きな音のハコで、もっと長い時間見たい。

I am Robot and Proudの前に日本人のアーティストもライブをやって、そちらは演奏も曲もあまり興味を惹かれなかったけれど(まさしくさっき書いたような理由も)、ライブ中バレエのような女性の舞いがあって、なるほどこういう方法もあるなと思った。またその女性が子犬系のかわいい顔立ちで、けっこう好みだった。身体の動きも美しくそっちばかりずっと目が行ってしまった。あの子の舞いはまた見たい。



今までインタビューや自分の文章の中で何度か語ってきたように、僕がテクノ/エレクトロ方面の音楽で最初に夢中になったのはAphex Twin。10代の頃、機械っぽい音が入っているだけで拒絶反応を起こしていた僕にとってはその人間味があまりにも衝撃だった。散々繰り返されてきたロックやパンクの方法論にただぶら下がっているだけのような音楽よりもずっとドキドキした。

それからテクノ、エレクトロはかなり聴いてきたと思うけど、もちろんいいものもあればそうでないものもある。ロックでもパンクでも他の音楽でも、新しいドアを開くべく日夜努力している人もいる。機械や機材は言ってみれば道具でしかない。何を用いようが、最終的にはその人間の本質の力なのだ。
かつての僕のように、例えば電子音が入っているというだけでこういう音楽を避けたりしている人がいるとしたら、先入観を外して、一度まっすぐに聴いてもらえたらいいなと思います。

という訳で、最近CDの紹介が多い気がするけど…

ub_081014_irap_1.jpg

I am Robot and Proud / Grace Days


ub_081014_irap_2.jpg

I am Robot and Proud / The Electricity In Your House Wants To Sing


ub_081014_irap_3.jpg

I am Robot and Proud / Uphill City


I am Robot and ProudのMySpace

iMAGINATIONSもフレンドになっています。


posted by iMAGINATIONS at 22:37| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。