知り合って10年以上。その後、彼が当時俺も所属していたマネージメントオフィスREALROXに移籍してきてからは特に親しくなった。ルーツも作っている音楽も違うはずなのだけれど、ウマが合うというか、とにかく俺は彼のことがとても好きなのだ。
この日は彼ゆかりのアーティスト達が大集合。葛城哲哉さん、染谷俊さん、馬場一嘉さん、黒田倫弘さん、タケクボマン、オギクボマン、AreareaといったREALROXの先輩、同輩、後輩や、先日echolatchにも出演してもらったMichelle143、チャッピープロデュースのニューカマーYumicorn。ミッシェルとYumicornの他は本当に久しぶりで、でもみなさんいい意味で変わってなくて。ビリーズ・ブートキャンプにかなり早い時期から入隊していたという葛城さんに至っては、むしろ若返っていた気さえしたよ。手をクルクル回すエクセサイズなんてすげぇスピード早かったよ。
フロアは超満員でイベント開始からいいムードだった。ライブ〜DJとずっとテクノ、ブレイクビーツが続いてた中、俺はmac book連れていつものiMAGINATIONSでまず2曲。そしてチャッピーへのサプライズ歌プレゼント。彼が邦楽で唯一(?)影響を受けたというYMOの「君に胸キュン」アコースティックカバー。この流れの中でゆるゆるセットは若干不安もあったけれど、お客さんがあったかくてとても楽しくできた。ステージから降りると袖で待っててくれたチャッピーが「友よ…!」と倒れ込むような熱いハグ。喜んでくれて嬉しかった。そして大トリのTrance Noise Machineは大変な盛り上がりを見せ、熱気と笑顔の中、パーティーは幕を閉じた。
今回iMAGINATIONSは最後から2番目の出演だったので、他の出演者もけっこうゆっくり見ることができた。みんなを見てて本当にいいなって思った。正直な話をすると、REALROXにいた頃、チャッピー以外の人たちとはそんなに接点が無かったんだ。SUPER SOUL SONICSはかなり浮いた存在というか(マネージメント内に限らずだけど)、こちらから話しかけたりっていうこともしなかった。当時は宮本浩次さん、TMレボリューション、岡村靖幸さんも所属してたけど、見事なくらい接することが無かった(大ファンだった岡村ちゃんには会いたいなと思ってたが逆にチャンスが無かった)。
だからなんだか、すっごく新鮮だった。ずっと積み上げて続けてを続けてる強さをそれぞれに感じた。
あの頃の俺はといえば、外部との関係を意図的に遮断してないと自分が保てない気がしてたんだな。そんな過去の幼さも弱さも包み込んでくれるほど、本当に素晴らしい一日だった。出演者、スタッフ、お客さん、みなさんに感謝したい。
チャッピーの誕生日を祝うはずが、なんだか俺もいろんな気持ちをもらっちゃって、心が軽くなったような気がした。彼はそういう力を持ってるんだな。だからこんなに素敵な人たちが彼の周りに集まってくるんだな。
拝啓チャッピー
誘ってくれてありがとう。これからもよろしくね。
そして、誕生日おめでとう!